持続可能な社会のために、私たちができること。

たとえば、20XX年の小学校の社会の授業風景。
「かつて日本は、食資源豊かな国でした」。そんな悲しい過去形で、子どもたちに日本のことを語っている風景は想像したくありませんよね。
しかし、安全・安心なくらしではなく経済優先の考え方が、日本の農業や漁業、畜産業を圧迫し、日本の食料自給率は欧米諸国と比べても極端に低くなっています。
このままでは、未来の子どもたちに、自信を持ってしあわせなくらしのバトンを渡すことができません。
私たちパルシステムは、いのちが循環するサスティナブルでしあわせな未来のために、環境保全型・資源循環型を基本に、食と農をつないで豊かな地域社会をつくり続けることをめざしています。

「産直」にこだわる。

日本の農業や漁業、林業、畜産業を守っていくためには、日本のおいしい食材を、もっともっと食べることができる環境づくりが必要です。
私たちパルシステムが考えた、ひとつの結論が「産直」。
これら第一次産業の現場と組合員を直接結ぶ方法です。
そのために、産直協定を結んだ信頼できる生産者の方たちと直接取引を行う。
たとえば無農薬や低農薬にともなうリスクは生産者だけが負うのではなく、組合員全体でリスクを共有し、支えあっていく仕組みをつくる。生産者と組合員が直接交流することで、信頼関係を築き、生産の現場と食卓がグッと近い距離でつながる。
生協という組合員に支えられたコミュニティだから実現した仕組みだとも言えます。豊かな地域社会は、顔の見える安全・安心な信頼関係から生まれてくるのです。

「ほんもの」が、世の中を変える。

食べ物はもちろん、石けんや日用品など、食とくらしを支える商品も、社会や環境に大きな影響を与えます。
安さや便利さに惑わされず、商品の背景を知り、その価値に納得して選ぶことが、自らの健康を守り、誰もが安心してくらすことができる社会、自然環境の創造につながるのだと考えています。
パルシステムでは、その思想に基づき、未来に向けて「ほんもの実感!くらしづくりアクション」を始めました。
遺伝子組み換えNO!、国産飼料による養豚、食品廃棄を減らす運動、サンゴの森を守り育む活動などを通して、「ほんもの」とは何かを知り、みんなが「ほんもの」を選ぶことで世の中が変わると信じています。
「ほんもの実感!」くらしづくりアクション

パルシステムの2020年ビジョン

パルシステムは「食と農」というこれまで大切にしてきたくらしの価値を基礎にしながら、人と人が連帯し協同する地域社会に向けて役割を広げていきます。そして、2020年までに、地域社会の中で連帯と協同のセーフティネットを創ります。

『食』
組合員と生産者の協同で、くらしと食の安全・安心を確保し、豊かな日本の食文化を守ります。
『農』
「産直」の底力を発揮し、日本の農林水産業を復興・再生します。
『協同』
連帯と協同の輪を広げ、つながりのある地域社会をつくります。
『環境』
省エネルギー型事業構造と新たなライフスタイル提案で、持続可能で安全なエネルギーによる社会づくりを進めます。
『平和』
諸団体と連帯して。世界の平和と貧困の問題解決に取り組みます。