私たちの仕事には、「お客さま」が存在しません。

みなさん。はじめまして。『パルシステム生活協同組合連合会』で採用責任者を担当しています、堀田澤(ほりたざわ)です。 私たちの仕事に興味を持って、このページを訪れてくれて、ありがとうございます。 私たちは、おもに「産直」の食品を家庭の食卓に届ける仕事をしています。 でも、私たちには「お客さま」がいないんです。 「お客さま」がいないのに、商売が成り立つのか?そう思った方も多いんじゃないでしょうか。

何のために「商品」を購入するのか?

『パルシステム生活協同組合連合会』は、一般的な株式会社とは、組織の成り立ち方が違います。 生協とは、簡単に言うと、食品の安全の問題や環境問題など自分たちの生活の身近な問題を少しでも解決してより良い社会を作っていこうという気持ちを持った人たちの集まりなのです。 社会貢献を事業の柱にした、非営利団体。 だから私たちの商品を購入してくださる方は、 お客さまではなく「組合員」。 現在パルシステムでは189万世帯以上の組合員の方々が、私たちの活動に共感し、商品を購入することで、社会をもっと良くする活動を行っているのです。

※生協については、「生協のこと、どのくらい知っていますか?」のページに詳しく書いてありますから、ぜひ読んでみてください。

「産直」事業で、日本の食を守り、育てる。

現在日本の食料自給率は40%以下(カロリーベース)。 四方を海に囲まれた緑豊かな国なのに、なぜ? 輸入食品が増え、農業や漁業に携わる人もどんどん減っています。 「生産者」がいないと日本の食は崩壊します。 私たちパルシステムは、不特定多数の生産者さんから、不特定多数の消費者への仲介をするのではなく、「生産者」と「組合員の食卓」を直接結ぶ「産直」事業で、日本の農畜産業を応援し、日本の食を守っていこうと考えています。 「産直」という生産者と組合員の絆があるからこそ、安心、安全、おいしいを実現できるのです。

川面の見えない川で遊べますか?

パルシステムでは合成洗剤を取り扱わず、環境に負荷の少ない「石けん」を扱っています。 私が子どものころ、昭和40年代の多摩川は合成洗剤がそのまま流されていたから、川面が見えないほど泡で覆われていました。 魚もいなくなった。そんな場所で、子どもが川遊びしている。 これをおかしいと思わない人はいませんよね。 合成洗剤を使わずに、安全な粉石けんを使おう。 生活の源であるきれいな川を取り戻そう。 そうした市民運動と生協活動とは深く結びついています。

小さな行動からでも、世の中は変わります。

いまの多摩川を見て下さい。自然が蘇り、いろんな魚が泳いでいる。 もちろん下水道や浄化施設の整備など公共投資による水質改善の結果ではありますが、生協の運動と事業がひとつの要因となったことは、間違いないと思うんです。 変えられない、と諦念していると、なにも起こらない。変えようという強い意志を持った人間がたくさん集まると、世の中は変わるんです。 自分の身近な小さなことから「おかしいな」と思うことを変えていく。

フィリピンで野生のバナナを収穫する理由。

パルシステムの国際産直を象徴する商品のひとつは、フィリピンのバナナである「パラゴンバナナ」。 フィリピンは、もともと砂糖きびプランテーションの島だった。 しかし、砂糖の大暴落で多くの人々が仕事を失った。 そんな状況を見て、バナナを収穫して日本で売ることができたら、フィリピンの人にも職が生まれ、日本の食卓にも農薬を使っていない安全なバナナが届けられる。 フェアトレードの考え方に近いwin-winの関係だと思いませんか?

組合員さんの要望に沿わないことも…。

じつは、組合員さんの要望にお応えしなかったことがあるんです。 3.11 の震災後、東日本の野菜を扱わないでほしいという声が上がってきた。 高くてもいいから西日本の野菜がほしいと。 でも、私たちは、あえてその道を選びませんでした。 原発事故による放射能汚染でもっとも大きな被害にあったのは、安全性にこだわって土をつくり、農薬などを使用せず野菜やコメなどを育ててきた生産者のみなさんです。 国の基準を下回る独自の基準を設定し、自前で高額の残留放射線測定器を購入し、農作物の安全性を担保する一方、生産者とともに、果樹の皮をそいだり、放射性物質を取り込まない農法を研究したりすることで、組合員のみなさんから一定の理解をいただいたと考えています。

パルシステムの考え方に共感してくれる人。

パルシステムは、生協の数あるグループの中でも、もっともチャレンジングな組織だと思います。 日本の「食」の未来に興味がある人。 自分の足もとのくらしについて、「これはおかしいんじゃないか?」「もっと良くすることができるんじゃないか?」という考えをもって、積極的に行動できる人。 私たちと一緒に、「食卓」から日本の未来を変えていきませんか。