PAL TALK-3

供給リーダー高梁 康之

供給担当内村 麻衣香

供給担当のチームマネジメントをする供給リーダーと、
地域の組合員に商品をお届けする供給担当。
ここでは二人の対談を通じて、
パルシステムの供給の仕事ならではの、“やりがい”や“魅力”をお伝えします。

SESSION-1

人も、食も、環境も、
すべてを大切にする
パルシステム。

内村
高梁リーダーは、前職はまったく違うお仕事をされていたんですよね。どうしてパルシステムに入協しようと思われたのですか?
高梁
そうそう、前職は職人として働いていたんだ。その後、一度仕事を辞めてワーキング・ホリデーの制度を活用して海外に行ったのだけれど、英語がうまく話せず、現地で困ってしまって……。そんな状況に陥った私を助けてくれたのが、同じ日本人だったんだよね。その経験から人の優しさを改めて感じて、誰かの役に立てる仕事を探していた時にパルシステムと出会ったんだ。人や食べ物、そして環境にも配慮しているパルシステムの理念や考え方に共感して、入協したいと感じたことが理由だよ。内村さんはどうしてパルシステムに?
内村
そうだったんですね。私は大学時代、食品産業のフードシステム全般を学んでいました。生産から加工、流通、売り場への陳列まで、一連の流れを勉強する中で、食べることへの興味はもちろんのこと、もっと色々な角度から食を追求していきたいと思うようになったんです。また、ゼミでは六次産業と呼ばれる「地産地消」についても学んでいました。そんな中、学内説明会に来ていたパルシステムの人事担当の印象がとても良くて。加えて、こだわりの商品を販売している点や、生産者を大切にしているところにも惹かれて入協を決めました。
高梁
たしかに、パルシステムの商品は魅力的だよね。昔、プロのサッカー選手を目指していたことがあって、その時から私も食べるものには気を遣っていて。有機栽培の野菜などを取り扱っているところもいいなと考えていたことを覚えているよ。また、生産者の方々の想いを直接聞くことができる産地研修もすばらしい取り組みだよね。内村さんもこの間参加していたよね?
内村
そうなんです!先日、奈良県の柿と梅の産地に行ってきました。実際に産地で収穫をお手伝いさせてもらい、どんな想いでつくられていて、また、どのように届けられているのかを学びました。こうした現地での経験を組合員さんにお伝えすることで、パルシステムの良さを少しでも感じてもらえると嬉しいですね。

SESSION-2

大切なことは、一人ひとりの組合員の
スタイルに寄り添うこと。

高梁
内村さんは、供給の仕事のやりがいはどんなところにあると感じているの?
内村
やはり、多くの組合員さんと直接お話ができることですね。例えば、「この商品に添加物は入っているの?」といった商品に関するご相談から、「来週はポストにカタログを入れてほしい」などのちょっとしたご要望まで、会話を通じて組合員さんとの距離を縮められることが純粋に楽しいです。また、だからこそ笑顔での挨拶が大事だと考えています。
高梁
それは素敵な心がけだね!毎週同じ組合員さんのもとにお伺いするからこそ、たくさんの笑顔を引き出せたら嬉しいよね。その一方で、対面でお会いできない組合員さんに対して、どうコミュニケーションをとっていくかを考えることも供給の仕事の大きな課題だと感じているんだけれど、内村さんはどう思う?
内村
直接会えない組合員さんへの接し方は、課題でもありますよね。そうした方々に対して、私は不在時のお届け方法が大切だと思っています。きっちり丁寧に置くことで、私たちの誠意を見せられたらと思っています。高梁リーダーは、どうお考えですか?
高梁
丁寧さを伝えるって、とても大事なことだよね。私は、「私たち供給担当」を知ってもらうことが一番大切だと思っているよ。電話やメール、手紙などのツールを活用したコミュニケーションをとることで、「こんな人がお届けに来ているんだ」と、少しでも安心してもらえたらいいよね。その点、内村さんはすごいよね。担当している組合員さんとのコミュニケーションはもちろん、組合員ではない方に対してもパルシステムを積極的に広めてくれていて、まさにチームのエースだと感じているよ。
内村
ありがとうございます!こんなに褒められることは中々ないので、照れますね(笑)。配達途中、通りすがりの方に声をかけたり、配達後に少し時間があれば、担当しているマンションの他のお家のチャイムを押してみたり、少しでも色んな方に興味を持っていただきたいと思って取り組んでいます。その際、「何か買い物でお困りのことはありませんか?」など、お悩みがないか聞くことを心がけていますね。

SESSION-3

「いつも通りのくらし」を、私たちが守り続けていく。

内村
先ほどの話にも通じてきますが、“毎週組合員さんにお会いすること”が、パルシステムの供給担当の面白みであると実感しています。いつも在宅の方が不在だったり、元気がないなと感じたら声をかけてみたり……。組合員さんの様子が少しでも「いつもと違うな」と感じたら、すぐに対応できるようにしたいですね。
高梁
本当にそうだよね。以前、私もご高齢の組合員の方を担当していた時、会話の中で違和感を覚えたことがあったんだ。そこでご家族の方に連絡を取り、すぐに来ていただいたところ、組合員さんのお身体の調子がいつもと違うことが分かったんだ。こうして遠くにお住まいのご家族の方に代わり、私たちが組合員さんを見守ることで、お役に立てたらと思っているよ。
内村
そう考えると、私たちは地域の見守り役を担っているのかもしれないですね。組合員さんだけでなく、道端で困っている人を助けたり、公園で遊んでいる子どもが泣いていたら様子を伺ったりしますもんね。つい先日も、自動販売機の前で立ちすくんでいた小さなお子さんがいて、事情を聞いたらボタンに手が届かないとのことだったので、一緒にジュースを買いました。
高梁
それはすばらしい行動だね!こうして地域を支えているパルシステムで、内村さんはどんな人と一緒に働いてみたいと思う?
内村
そうですね……私は個人的に「話すことが好きな人」でしょうか。円滑に配達を進めていく中では、組合員さんだけではなく、地域の方々、さらにはマンションの管理人さんなどとの関係も大事だと思います。ですので、日頃から誰に対しても笑顔で挨拶やコミュニケーションができる人と働いてみたいと考えています。高梁リーダーはどうお考えですか?
高梁
そうだね。私も内村さんと似ていて、「人を大切にできる人」かな。組合員の皆さん、地域の方々、そして同じパルシステムの仲間を大切にできる人。“互いに助け合う生協”だからこそ、人への思いやりを大事にしてもらいたいし、僕自身も、強く意識していかなければと思っているよ。
内村
高梁リーダーは、いつも私たち供給メンバーのことも気にかけてくださって本当に感謝しています。これからも、パルシステムのファンを増やせるように頑張ります!